眼疾患、術前術後メガネのエキスパート|株式会社オプトメディカル

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4大眼疾患

目の健康は、「健康寿命」を延ばす第一歩

誰もが、いくつになっても健康で生き生きとした生活を送りたいと願っています。
最近は、平均寿命を延ばすだけでなく、「健康寿命」を延ばすことが重要であるといわれています。「健康寿命」とは、健康上の問題がなく日常生活を普通に送れる状態をいいます。健康寿命を延ばすために、俗にいわれているのが、「テクテク・カミカミ・ニコニコ・ドキドキ」です。

テクテク=歩くこと、適度な運動
カミカミ=よく噛むこと、適切な食事
ニコニコ=笑顔、心の健康
どきどき=適度に興奮すること、五感を使った感動

そのためには、目の健康が最も重要です。視力の低下は、普段の生活で行動範囲を極端に狭めてしまいます。見えない怖さから外出が減り、引きこもりがちに。ご飯もおいしく見えない。細かい作業や読書などがうっとうしくなり、家の中で横になってばかりになる。そうなると感動することも少なくなり、笑顔も少なくなりますね。
情報の80%は目から入るといわれています。豊かに長く「健康寿命」を延ばすためにも、自分の目を大切にしていきましょう。

中高年の視力障害や失明の原因

現在、国内における中高年の失明原因の1位は緑内障、2位は糖尿病網膜症で、網膜色素変性症や加齢黄班変性がそれに続きます。10年ほど前は、糖尿病網膜症が失明原因の1位だったのですが、早期発見・早期治療で進行を遅らせ、失明を防ぐことができるようになってきました。白内障も失明原因としては多くありませんが、今は日帰りで手術ができるなど、治療法が格段に進歩し、失明を食い止めることができるようになりました。

一方、順位を上げてきたのが加齢性黄斑変性症です。今、最も注意しなければいけない眼疾患で、欧米では失明原因のトップです。
特に中高年の方は、定期的な眼科検診と日ごろから眼の健康を意識したメガネ選びをおすすめします。

失明につながる眼の病気

1位:緑内障(20.9%)
2位:糖尿病性網膜症(19.0%)
3位:網膜色素変性症(13.5%)
4位:加齢性黄斑変性症(9.3%)
5位:視神経委縮。網脈絡膜委縮(8.6%)
6位:高度近視(7.8%)
7位:角膜疾患(3.4%)
8位:白内障(3.2%)
※2007年調査結果(厚生労働省研究班の調査報告書より)

白内障

白内障は、目の水晶体という部分が白く濁ってくる病気です。白内障の多くは加齢によるもので、老人性白内障(加齢白内障)といわれています。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳以上になるとほぼ100%の人に白内障による視力低下が認められます。
初期ではこれといった症状はみられません。進行するにつれて、目がかすむ、ぼやけて見えにくい、ものが二重三重にだぶって見える、明るいところへ出ると眩しく見にくいなどの症状が現れます。また、どんなに調整しても眼鏡が合わないなど。
日常生活に支障が出る程度に白内障が進行すれば、手術による治療を行うのが一般的です。最近は、手術方法や機器の進歩により、早く安全で正確に行うことができるようになってきました。
白内障の術前術後は、まぶしさを訴える方も多いので、気になる場合には、医師に相談してまぶしさを軽減する眼鏡を使用されることをおすすめします。

加齢黄斑変性症

欧米では50歳以上の失明原因の第1位、日本でも第4位となっている病気です。

日本で年々増加している原因としては、高齢化社会、生活習慣の欧米化などが考えられます。原因が加齢によるものであるため、誰にでも起こりうる病気です。

主な自覚症状としては、ある日突然「変視症」が気づくことが多いようです。「変視症」とは、見たい部分がゆがんで見える症状です。この病気は、網膜の中心部である「黄斑部」を傷めることで起こります。「黄斑部」は網膜の中でも視力をつかさどる重要な細胞が集中しています。紫外線などが原因で、この「黄斑部」に存在する色素「ルティン」が損傷することによって、この疾患が引き起こされるともいわれています。

ルティンは、ほうれん草などの緑色の野菜に多く含まれていますが、食事による摂取以外で、体内で産生することができません。眼の健康のために、紫外線からルティンを保護することが重要です。


緑内障

わが国における失明原因の第1位を占めており、特に40歳以上の緑内障有病率は5.0%といわれています。つまり40歳以上の20人に1人が緑内障にかかるということになります。また緑内障は、年齢とともに増加していくことが知られており、高齢化に伴って、今後ますますその数は増えていくことが予想されます。
緑内障は、何らかの原因で視神経がいたみ(障害をうけ)、見える範囲(視野)が徐々に欠けていきます。
緑内障は一度進行すると元に戻らない病気です。早期発見、早期治療が原則ですが、多くの場合、自覚症状に乏しく、失明にもつながる視野の欠けは、通常は何年にもわたり非常にゆっくりとしたペースで進んでいきます。
このため、最初のうちは視野が欠けていることに気づきにくく、気がついた時には症状がかなり進んでしまっているということも珍しくありません。
現在の緑内障治療では、いったん欠けてしまった視野をもとに戻すことはできません。
定期的に眼科専門医で検査を受けましょう。

糖尿病網膜症

糖尿病の合併症の一つです。初期の段階では自覚症状が認められないことがほとんどですが、眼の中で病気はどんどん進行しており、放っておくと失明に至ることもあります。
糖尿病と診断されたら、血糖コントロールはもちろんのこと、定期的な目の検査をしましょう。